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2006年 08月 25日
さて今日は昨日に引き続きアトラクション系です。
今日お世話になるのは『川湯ホースパーク牧場』。 ・摩周湖まで往復20km ・今日が初めての初心者でもOKです! と、HPにはいかにも楽しげに紹介されていましたが、20kmを初心者でも乗馬できるの?!と、チョッと不安(というよりは信じがたい)けど、楽しみにしていました。 今日のお供のお馬さんたち。 一緒に参加したのは中学生と高校生の娘さんを連れたご家族と乗馬経験者の女性1人、そしてわたし達夫婦の合計7名でした。 到着するなり怖そうなオジイがガミガミしています。 山の上は寒いかも知れないから、無料で貸し出しているウインドブレーカーを持っていけだの、人の目を見て説明を聞かないやつは、なにも聞いちゃいねぇ~だの。とにかく厳しそう。 そのくせ、乗馬に対する注意点なんかはほとんどなく、とにかく手綱を下げておけ!右に行きたいときは右の手綱を、左に行きたいときは左の手綱を引くンダァ~。それだけだぁ~!なんて。 チョッと不安を覚えながら、馬にまたがりました。 牧場を出発したと思えば、スグに一般の車道に出るんです。 線路を渡ったりするんです、 そして草原に出たと思ったらすぐに山道へ。 「おいっ!こっちは初心者なんだぞっ!!」って文句も弱音も言う隙も与えられないまま、 もう覚悟を決めるしかありません。 そんな時、ようやくオジイのガミガミがオジイの覚悟であり、わたし達を覚悟させるためであったことに気付かされたのです。 とりあえず、山道に入るまでの比較的余裕のあるうちに馬の扱いを自分なりにつかんでおこうとそれはそれは必死でした。自分の中にある、感覚と本能を駆使して、馬を操りしかありません。 基本、1列になって歩いていく、前の馬についてゆっくり歩いているのですが、 チョッと油断して前の馬との感覚が空くと、オジイに手短に教わった技で馬を走らせます。 馬にしてみればチョとした早足なのですがそれはそれはスゴイスピードに感じます。 山道に入る直前、広大な草原エリアで前途を祝し(笑)記念撮影。 この撮影のときだって、オジイは怒鳴りっぱなし。 「馬は草原を目の前に走りたくってウズウズしてるんだぁ。手綱をしっかり引いてしっかり押さえつけなきゃだめだぁ~!!」ってね。(笑) さぁ、ここから山道に突入します。 (残念ながら山道の間は写真を撮る余裕など皆無のため写真がありません。) その山道って、本当に馬のためだけの細ぉ~いケモノ道。 そしてスゴイ急斜面を登っていきます。 そうして山道を登ること約1時間半。 ようやく馬を留め・・・ 今度は腰高ほどある笹に覆われた獣道を歩きます。(約5分) 一気に視界が開け、霧の摩周湖ならぬ、快晴の摩周湖が スゴイ!スゴイ!の一言です。 オジイも、こんなにキレイに見えることはめったにないと、感激しているくらい 馬との真剣勝負の後の開放感にこの景色、なんともいえません! そしてこの絶景を見ながら食べるおにぎりも最高! さてさて、帰りは下りです。 行きはヨイヨイ帰りは怖いぃ~♪の歌のように帰りは超急な坂道を馬に乗ってくだります。 いやぁ~、マジ怖い。 しかも、行きは比較的言うことを聞いてくれていた馬も、帰りは慣れと疲れと下りの緊張で(かは定かではないが)言うことを聞いてくれません。 結果からいいますと、落馬しました(^^;) こわかったぁ~。手綱を引いても引いても馬がドンドン行っちゃって 、しかも獣道の急な坂道だからスピードも出始め、さすがにどうしていいのか分からず、落ちときました。(オジイに落ち方は上手かったと太鼓判を押されました) でも、その頃には、オジイのもとで訓練されている馬ということと、このようなトラブルに関しては百選練磨であろうという、オジイに対する絶大なる信頼があったので、怪我しないように落ちさえすれば大丈夫というヘンな安心感があったのも確か。 いや、でも怖かったですよっ。 落ちたことそのものよりも、直前の制御の聞かない感じと、この恐怖心を知った後の再び起こるかもしれないと不信感を持ちつつ乗り続けていたこと。 ようやくスタート地点に帰り着いたときには、精神的にも肉体的にもいっぱいいっぱい。 都会じゃ絶対できない体験や緊張。 楽しいだけではない貴重な体験でした。 機会があれば是非オススメしたい体験でした。
by real_nori
| 2006-08-25 00:00
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